ランボルギーニ・エゴイスタは、その名の通り「自己中心的」な一台。ランボルギーニの創立50周年を記念して生まれたこのモデルは、その独特なデザインとパフォーマンスで自動車業界を驚かせました。
エゴイスタのデザインは、攻撃ヘリコプターからインスピレーションを得ており、そのエクステリアとインテリアは、まさに戦闘機そのもの。そして、そのパフォーマンスは、5.2リットルのV10エンジンが生み出す600psの驚異的な出力によって支えられています。
この記事では、エゴイスタの起源からデザイン、そしてパフォーマンスまで、その全てを詳しく解説します。
記事のポイント
- ランボルギーニ・エゴイスタとは
- エゴイスタの起源
- エクステリア・インテリアデザイン
- エゴイスタのパフォーマンス
ランボルギーニ・エゴイスタとは
- ランボルギーニ・エゴイスタの起源
- デザイン者=ワルター・デ・シルバ氏
- アパッチからインスピレーション
- 独特なエクステリア
- インテリアデザイン
- パフォーマンス
- エンジンスペック
ランボルギーニ・エゴイスタの起源
ランボルギーニ・エゴイスタは、ランボルギーニの創立50周年を記念して提案されたモデルで、フォルクスワーゲングループのデザイン部門を統括するヴァルター・デ・シルバによってデザインされました。
エゴイスタは、ランボルギーニの歴史に敬意を表して制作されたもので、その独特なデザインと機能は、ランボルギーニの創業50周年に敬意を表しています。現在はランボルギーニミュージアムで展示されています。
ちなみに、車名のエゴイスタは、エゴイズムを意味しています。
デザイン者=ワルター・デ・シルバ氏
前述の通り、エゴイスタのデザインは、ワルター・デ・シルバ氏によって行われました。
彼はフォルクスワーゲングループのデザインを統括しており、エゴイスタは彼の手によるものです。彼のデザインは、ランボルギーニの創業50周年に敬意を表しています。
また、インテリアはかつてアウディのデザイン部を率いていたシュテファン・ジーラフが担当しました。
カーボンファイバーとアルミをふんだんに用い、1人用のレーシングシートとストラップが色分けされた4点式シートベルトを装備しています。
アパッチからインスピレーション
エゴイスタのデザインは、戦闘ヘリコプターであるAH-64アパッチからインスピレーションを得ています。その結果、非常に独特なエクステリアが生まれました。
窓にはオレンジ色の防幻フィルムが貼られているなど、徹底的に戦闘機を意識した構造となっています。
インテリアには戦闘機特有のヘッドアップ・ディスプレイを備え、4点式シートベルトやレーシング・シート、エアバッグなどを装備しています。
独特なエクステリア
エクステリアは、その独特なデザインが特徴的です。シングルシーターを採用し、窓にはオレンジ色の防幻フィルムが貼られています。これは、攻撃ヘリコプターであるAH-64アパッチからインスピレーションを得てデザインされたもので、徹底的に戦闘機を意識した構造となっています。
また、エゴイスタにはドアがなく、代わりに戦闘機のキャノピーのようなものがついています。そのためドライバーが外に出るにはまずハンドルを外し、それからキャノピーを開いてシートに立ち上がり、左側のボディーに用意される指定の場所に腰掛けるという一連の動作が必要です。
インテリアデザイン
エゴイスタのインテリアは、かつてアウディのデザイン部を率いていたシュテファン・ジーラフが担当しました。カーボンファイバーとアルミをふんだんに用い、1人用のレーシングシートとストラップが色分けされた4点式シートベルトを装備しています。
また、ドライバーの眼前には計器クラスタの他、ヘッドアップディスプレイが備わっています。エゴイスタのコックピットは、AH-64アパッチ戦闘ヘリのコックピットにインスピレーションを得てデザインされているので、緊急時にコクピットの放出が可能な構造となっています。
パフォーマンス・エンジンスペック
エゴイスタのパフォーマンスは、その独特なデザインだけでなく、そのエンジンにも注目すべきです。エゴイスタは5.2リットルのV10エンジンを搭載しており、最大出力は600psを発生します。これは、ガヤルドに搭載されていたエンジンがベースとなっています。
そのパフォーマンスは、0-100km/h加速が2.8秒、最高速度が355km/hと、ランボルギーニのスーパーカーとしての性能を十分に発揮しています。
ランボルギーニ・エゴイスタの更なる詳細
- 生産数と価格
- 商標登録
- 展示場所=ミュージアム
- 市販の可能性
生産数と価格
エゴイスタは、ランボルギーニの創立50周年を記念して作られたモデルで、その生産はわずか3台だけでした。
その価格は1台あたり300万ユーロ(約4億円)で、すでに完売しています。そのため、エゴイスタを手に入れることは非常に難しいと言えます。
商標登録
エゴイスタの商標登録は、ランボルギーニが行いました。これは、エゴイスタが市販される可能性を示唆しています。
エゴイスタは、ランボルギーニの創立50周年を記念して作られたモデルで、その斬新なデザインと性能は、自動車業界の話題を独占すること間違いなしです。
展示場所=ミュージアム
エゴイスタは現在、ランボルギーニ本社工場に併設されたミュージアムで展示されています。このモデルは、ランボルギーニの創立50周年を記念して発表され、その後どのモーターショーにも出展されることなく、ミュージアムに展示されています。
その独特なデザインと性能は、訪れる人々を驚かせること間違いなしです。
市販の可能性
ランボルギーニがエゴイスタの商標登録を行ったことから、市販される可能性が出てきました。しかし、これは必ずしも市販化を意味するものではなく、ランボルギーニが新車種の販売を検討している可能性もあります。
また、市販されるとしたら、2013年に公開された車両と同じ型式でなくても、エゴイスタのネーミングを利用する可能性もあります。いずれにせよ、今後のランボルギーニの動きが注目されます。
ランボルギーニ・エゴイスタについて総括
記事のポイントをまとめます。
ランボルギーニ・エゴイスタについて
ランボルギーニ・エゴイスタは、ランボルギーニの創立50周年を記念して提案されたモデルである。
デザインはフォルクスワーゲングループのデザイン部門を統括するヴァルター・デ・シルバによって行われた。
エゴイスタのデザインは攻撃ヘリコプターであるAH-64アパッチからインスピレーションを得ている。
エクステリアはシングルシーターを採用し、窓にはオレンジ色の防幻フィルムが貼られている。
インテリアはシュテファン・ジーラフが担当し、カーボンファイバーとアルミをふんだんに用いた。
エゴイスタは5.2リットルのV10エンジンを搭載し、最大出力は600psである。
生産はわずか3台だけで、価格は1台あたり300万ユーロ(約4億円)である。
ランボルギーニは「エゴイスタ」の商標登録を行い、市販の可能性を示唆している。
現在、エゴイスタはランボルギーニ本社工場に併設されたミュージアムに展示されている。